ビットコインやイーサリアム、USDTなどを預けるだけで増やせるサービスとして人気なのがビットレンディングです。
ビットレンディングは金利が高いので興味があるけど、その仕組みやメリット、リスクについて知りたいという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ビットレンディングで3年運用している私ヒロディーがビットレンディングの金利、メリット、リスクや注意点について解説します。
暗号資産のレンディングに興味がある人、ビットレンディングに興味がある人はぜひお読みください。
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ビットレンディングとは?
ビットレンディングは、日本の企業「株式会社J-CAM」が運営するレンディングサービスです。
手持ちの暗号資産を貸し出すことで、暗号資産を増やすことができます。
プラットフォームも使いやすく、ユーザーが簡単に資産を貸し出し、収益を得ることができるよう設計されています。
ビットレンディングの仕組み
僕らユーザーが、ビットコインなどの暗号資産をビットレンディングに預けます。
そしてビットレンディングは取引所などに貸し出して、利益を出しています。
ユーザーは貸し出したコインの賃借料を受け取ることができます。
参照元:ビットレンディング 初めての方へ
貸し出し期間も最短1カ月からで、短期運用・長期運用問わず利用できます。
一度預けると勝手に再投資してくれますので、ほったらかしで資産を増やすことができます。
暗号資産のレンディングとは、保有している暗号資産を他の人や企業に貸し出し、その対価として賃借料を受け取れる仕組みです。
大まかに言えば、銀行が預金者から預かったお金を企業や個人に貸し出し、預金者が利息を得る仕組みと同じようなものです。
ビットレンディングは怪しいのか?信頼できる?
ビットレンディングを運営する株式会社J-CAMは、日本の金融庁に登録されています。
2022年からビットレンディングのサービスを開始しており、2024年でレンディング運用3年目となります。
Iolite(アイオライト)という暗号資産に関する雑誌を刊行したり精力的に暗号資産業界で活躍している会社です。
運営会社は金融庁に登録されており、株式会社J-CAMの公式ウェブサイトには役員も顔写真付きで紹介されている、といった点から実態がちゃんとある信頼できる会社と言えます。
貸し出せるコインはビットコイン、USDTなど8種類
ビットレンディングには、以下のコインを貸し出すことができます。
金利(賃借料率)※は以下のとおりです。
なお、金利は月によって変動するとなっていますが、今のところ毎月同じです。
※2024年8月時点
暗号資産 | 賃借料率 |
---|---|
ビットコイン | 8% |
イーサリアム | 8% |
リップル | 6% |
USDT | 10% |
USDC | 10% |
DAI | 10% |
XNK | 4.5% |
この賃借料率は年利なので、たとえばビットコインを1BTC預けたら、一年で0.08BTCの賃借料をゲットできる計算になります。
ビットレンディングは金利が高いのが魅力
ビットレンディングは暗号資産レンディングに特化したプラットフォームです。
他の取引所が提供するレンディング(貸暗号資産)サービスと比較しても、ダントツで利率が高いので投資家にとって魅力的な選択肢になりますね。
国内のレンディング・貸暗号資産サービス比較表
日本国内の主なレンディングサービスや貸暗号資産サービスの年利や最小貸出数量などをビットコインを軸に比較してみました。
(2024年8月時点)
貸暗号資産業者 | 年利 (ビットコイン) |
最小貸出数量 | 貸出期間 | 返還時の手数料 |
---|---|---|---|---|
ビットレンディング | 最大10% | 0.01BTC | 1ヵ月 | 年4回まで無料 |
PBRレンディング | 10%(通常) 12%(プレミアム) |
0.01BTC(通常) 0.05BTC(プレミアム) |
1ヵ月 | 無料 |
GMOコイン | 1~3% | 0.1BTC | 1ヶ月・3ヶ月 | 無料 |
SBI VCトレード | 0.1~1.0% | 0.03BTC | 7日・28日 | 無料 |
bitbank | 最大5% | 募集ごとに 異なる |
1年間 | 550円/770円(3万円以上) ※日本円出金手数料 |
BIT POINT | 募集ごとに 異なる |
募集ごとに 異なる |
募集ごとに 異なる |
無料 |
※背景色が黄色はレンディング特化サービス、グレーは取引所です。
取引所とレンディング特化サービスで利率に大きな差があるのはなぜ?
取引所は基本的にユーザーから借りた暗号資産を自分の取引所のレバレッジ取引などに活用してるよ。
それに対してビットレンディングなどは取引先の企業に貸し出すことで利益を生み出しているんだ。それぞれの仕組みは似て非なるものだね。
複利で勝手に再投資されて雪だるま式に暗号資産が増える
ビットレンディングにビットコインやイーサリアムなどを預け入れると、毎月1回、賃借料を預け入れたコインでもらえます。
たとえば、USDTで預け入れたら、USDTで賃借料が付与されますし、イーサリアムで預け入れていたらイーサリアムで賃借料が付与されます。
そして、付与された賃借料は自動で再投資に回されます。
複利で再投資されるから、雪だるま式に暗号資産が増えるのが嬉しいですね。
参照元:ビットレンディング|最高利率10% 預けて増やす暗号資産レンディング
ビットレンディングの評判
BitLendingを実際に使っている人の声を紹介しておきます。
今月もビットレンディングの貸借料8~10%が無事にいただけました😊 pic.twitter.com/46ayF62mEu
— さく|副業×節約×投資で夢叶 (@saku202201) April 8, 2023
やっぱりレンディングはいいなぁ😊
今月もビットレンディングから2,500円程受け取って、受取利息が合計20,000円を超えました✨僕はPBRレンディングとビットレンディングに分散させていて、2社合わせて毎月5,000円程貰っています♪ pic.twitter.com/Qj1zbWeCSD
— ししとう@web3税金ブロガー × 投資家 (@NFT_shishito) June 2, 2023
ありがとう ビットレンディング
昨年の10月から約1.5Bitcoinをレンディングし、その間にBitcoinの価値も爆上がりし
利子だけでも100万の利益内心ドキドキしていたが7月で一旦終了。ローリスクだったが攻めて勝ったな。
さて浮いた分を頭金に新車でも買おうかな
頑張ってこ pic.twitter.com/xkZcZseGls
— とりあえず1Bitcoinを2030年までガチホしてみるかな (@ldcfw0USv1kyew0) July 31, 2024
今月もビットレンディングから貸借料をもらいました。
8ヶ月運用して3,200円ほど。
その辺の銀行に預けるよりも、よっぽど貯まります。仮想通貨はガチホ運用もいいけど、一部はレンディングするとお得ですね。 pic.twitter.com/0WXrr7494Z
— ゆき@ミニマリズムで自由に生きる (@yukiyo_catlover) June 1, 2023
【金融機関ごとの金利一覧】
ゆうちょ銀行→0.001%
あおぞら銀行→0.2%
新生銀行(外貨預金)→3.5%
住信SBIネット銀行(外貨預金)→4.1%
ビットレンディング→8%現代では銀行預金は金庫と一緒。資産は増えない。貯金のみの人は「外貨預金」「ステーキング」も始めよう↓
— こうだい@仮想通貨×web3.0 (@kodaiGrow) January 2, 2023
ビットレンディングで資産をコツコツ増やしている人は沢山いますね。
ビットレンディングを使うリスクは?
ビットレンディングにリスクがあるとすると以下のようなことが考えられます。
1.ビットレンディングを運営している株式会社J-CAMが倒産する
2.ビットレンディングがハッキングに遭う
3.ユーザーのビットレンディングのアカウント、パスワードが盗まれて不正に送金される
1と2はビットレンディング側に生じるリスクで、3はユーザー側のリスクです。
1と2の場合、ビットレンディングには資金返還義務がありますが、十分な補償がなされない可能性もあります。
また、3はユーザー側に責任があることでユーザー側が気を付ければ防げることです。
たとえばスマホを紛失して、そのスマホにパスワードなどが保管されていた場合、悪意のある人が自分のウォレットに不正送金する、といったことも想定されます。
パスワードをちゃんと管理していればこういった問題は起きません。
ビットレンディングに限らず投資にはこういうリスクが付き物ですが、こういったリスクも踏まえたうえで利用しましょう。また次に解説するリスク管理の方法も参考にしてくださいね。
リスク管理の方法
リスクを最小限に抑えるためには、複数のレンディングサービスを利用することや、自分のリスク許容度に合わせて貸し出し額を決める、といったことが考えられます。
複数のレンディング先に分散するなら、PBRレンディング、そしてGMOコインなどの取引所の貸暗号資産サービス、また海外サービスに抵抗がなければ、nexoやbybitといった選択肢もあります。
PBRレンディングとの違いは
ビットレンディングとよく比較されるのがPBRレンディングです。
PBRレンディングもビットレンディングと同様の仕組みで、預け入れた暗号資産に賃借料が付与されます。
ビットコインレンディングとPBRレンディングの金利を比較
それぞれの年利を比較してみました。
PBRレンディングの方が今のところ利率は高めです。
今のところ、と言ったのはビットレンディングでは毎月賃借料率が変わることになっているからです。僕の覚えている限りでは毎月賃借料率は同じなんですが、今後PBRレンディングより高くなることもあり得ます。(その逆もあり得ます。)
ビットコイン | イーサリアム | リップル | USDT | USDC | |
---|---|---|---|---|---|
ビットレンディング | 8% | 8% | 6% | 10% | 10% |
PBRレンディング | 10%(通常) 12%(プレミアム) |
10%(通常) 12%(プレミアム) |
10%(通常) 12%(プレミアム) |
10%(通常) 12%(プレミアム) |
10%(通常) 12%(プレミアム) |
ビットレンディングの利率は毎月変わる可能性がありますが、今のところ変わったことは無いと思います。
ビットレンディングとPBRレンディング、どっちに預けるべき?
結論としては、両方利用するのがオススメです。
なぜなら、リスク分散という点から一つのレンディングサービスだけに預け入れるよりも複数のレンディングサービスに分散して預け入れた方が安心だからです。
卵は一つの籠に盛るな、ということですね。
暗号資産の取引所がハッキングされた、閉鎖された、といったニュースを耳にしますが、もしその取引所だけに暗号資産を預け入れてたと考えると怖いですよね。
ビットコインの利率はビットレンディングが8%、PBRレンディングが10%となっており、PBRレンディングに全フリしたくなるかもしれません。
ただ、賃借料率は今後変わる可能性もあります。賃借料率も大事ですが、リスク分散という点で複数のレンディングサービスを利用することをオススメします。
ビットレンディングで2年運用した結果を公開します
ビットレンディングがサービスを開始した2022年から僕はビットレンディングを利用しています。
実は当時は半信半疑でほんの少量を預け入れて、その後はたまに管理画面を見て増えているのを確認するくらいでほぼ放置でした。それでも放置プレーで勝手にビットコインが増えているのはありがたいと思います。
2022年の6月14日に0.01BTC預け入れまして、2024年の8月21日時点でトータル0.00178504BTCの賃借料を得ています。
(今後はUSDTも預け入れる予定です。)
10%賃借料率アップ!ビットレンディングのオトクな始め方
ビットレンディングの始め方は簡単です。
1.申し込みフォームからメールを送信します。
↓
2.送信したメアドに届くメールからアカウント開設を申し込みます。
↓
3.本人確認の手続きをします。
↓
4.取引所やウォレットから暗号資産をビットレンディングに送金します。
↓
5.送金後はレンディング運用が開始されます。
レンディングをやったことがない人も簡単に始められます。
以下のボタンから申し込みをすれば、賃借料率が180日間10%ブーストされます。
(例)通常のビットコインの賃借料率が8%の場合、180日間8.8%で運用されます。
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ビットレンディングの税金
ビットレンディングで得た利益は雑所得として課税対象になります。
会社員の方でビットレンディングを含めて雑所得などが合計20万円を超える場合は確定申告が必要です。
なお、利益は受け取った時点の時価で計算する必要があります。
賃借料を受け取ったその日の暗号資産の価格(日本円)×受け取り枚数で利益を計算します。
(例)
8/31に賃料として0.001BTC受け取った。
8/31のBTCの価格が1000万円。
この場合、0.001BTC×1000万円=1万円の利益となります。
この1万円の利益は雑所得に分類されます。
レンディングにかかる税金について、詳細は国税庁などのサイトで確認してくださいね。
まとめ
この記事では、ビットレンディングとその金利について詳しく解説しました。ビットレンディングの利用を検討している方の参考になればうれしいです。
レンディングは高い利率で暗号資産が勝手に増えるのが魅力です。注意点としては一つのレンディングサービスに全ての暗号資産を預け入れないこと。分散して預け入れることですね。
また、保有している暗号資産のすべてをレンディングなどに入れるのもリスクがあります。
ガチホする分はちゃんとガチホして、残りの暗号資産をレンディングに預け入れるようにしましょう。
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