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ハイエンドクラスのハードウェアウォレットとして人気なのが「レジャーナノX」と「クールウォレットプロ」です。
いずれも、ステーキングができたり、NFTが保存できたりと高機能なので、どちらを購入しようか迷う人も多いと思います。

そこで、レジャーナノXとクールウォレットプロの違い、使いやすさや機能面がどう違うのかなど、僕はどちらのウォレットも使っているので解説したいと思います。

この記事は以下のような方におすすめです。

  • 機能が充実したハードウェアウォレットを探している
  • レジャーナノXにはどんな機能があるのか知りたい
  • クールウォレットプロにはどんな機能があるのか知りたい
  • レジャーナノXとクールウォレットプロ、どっちがオススメなのか知りたい
  • 何を基準にハードウェアウォレットを選べばいいかわからない

上記に一つでも当てはまる方は、この記事をチェックしてみてくださいね。
比較するポイントをまとめつつ、わかりやすく解説します。

ハードウェアウォレットを選ぶ際のポイント

まず、ハードウェアウォレットを選ぶ際は、以下の点がチェックポイントになるでしょう。

  1. 価格
  2. 保管したい暗号資産に対応しているか
  3. 互換性
  4. 使いやすさ
  5. サポートが充実しているか
  6. 耐久性/防水性
  7. ウォレット内で暗号資産の購入ができるか
  8. ステーキングができるか
  9. NFTを保管できるか

一つずつ解説しますね。

1.価格

予算があるとは思いますが、ハードウェアウォレットを選ぶ際、値段だけで選ぶのは避けるべきです。
セキュリティ、ユーザビリティ、サポート体制、評判、など、総合的に評価して選ぶのが大事です。

2.保管したい暗号資産に対応しているか

どのメーカーのハードウェアウォレットも大抵のコインには対応しています。
たとえば、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ステラルーメン(XLM)、 カルダノ(ADA)、ソラナ(SOL)、コスモス(Atom)、USDTなどのメジャーなコインです。

マニアックなコインやちょっとマイナーなコインを保管したい場合は、保管したいコインに対応しているか調べたうえで購入する必要がありますね。

たとえば、モナコインを保管したい場合は、クールウォレットプロもレジャーナノXも対応していません。モナコインを保管できるのはトレザーというハードウェアウォレットになります。

それぞれのウォレットで対応しているコインは以下のリンクから調べることができます。

クールウォレットプロの対応コインはこちら

レジャーナノXの対応コインはこちら

トレザーの対応コインはこちら

ちなみに、クールウォレットプロもレジャーナノXも大抵のコインには対応しています。
よっぽどマニアックなコインを保管したい人以外は、あまり気にする必要はないと思います。

3.互換性

ハードウェアウォレットに暗号資産を追加したり、暗号資産を送受信する操作はハードウェアウォレット本体だけでなく、専用のアプリを使って操作します。

その専用アプリがスマホ対応しておらず、パソコンのみで使用できるハードウェアウォレットがあります。
その逆で、専用アプリはスマホのみに対応していてパソコンでは使えない、というハードウェアウォレットもあります。
またスマホでは使えるけど、アンドロイドのみ対応していてiphoneには対応していない、というウォレットもあります。

スマホ(アンドロイドなのかiOSなのか)、パソコン、どれでアプリを操作したいか、ということもハードウェアウォレットを選ぶ際には留意したいポイントですね。

4.使いやすさ

ハードウェアウォレットは暗号資産の保管だけでなく、暗号資産を送付・受信するものなので、やはり操作性は大事です。

使いにくいと操作に時間がかかったり、使い方がよくわからずにテキトーに操作して、コインの送付ミスで資産を失うリスクも考えられます。

特に初心者の方にとっては、使いやすさはハードウェアウォレットを選ぶうえで重要なポイントになると思います。

5.サポートが充実しているか

初めて買うハードウェアウォレットを、うまく使いこなせるか不安ですよね。
操作でわからないことや、アップデートがうまくいかない時などに日本語で問い合わせできるか、FAQが充実しているか、といった点も初心者の方やガジェット系の操作が苦手な人にとっては大事ですね。

6.耐久性/防水性

大事な暗号資産を保管するものなので、すぐ壊れるようでは困ります。
ある程度の耐久性や防水性があるか、というのもポイントです。

豪雨や津波など、日本では毎年のように水害が起こっています。
また上の階からの漏水など、予想外の浸水被害も起こり得ます。

ハードウェアウォレットを保管する入れ物も防水性と耐久性がある程度担保できるものにするべきですが、そもそもハードウェアウォレットに耐久性と防水性があればさらに安心です。

7.ウォレット内で暗号資産の購入ができるか

※以下の「8.ウォレット内で暗号資産の購入ができるか」、「9.ステーキングができるか」、「10.NFTを保管できるか」はあれば便利なオプション的なものです。

ハードウェアウォレット(正確にはハードウェアウォレットを接続するスマホアプリやパソコンのアプリ)で暗号資産が購入できると、めちゃ便利ですよ。

たとえばUSDT(テザー)などはビットレンディングに貸し出すと年利10%で増えたりしますが、日本の暗号資産取引所では購入できません。
そこでバイナンスなどの海外の取引所でアカウントを開設して購入する必要があります。
しかし、レジャーナノやクールウォレットプロなどのハードウェアウォレットであれば、ハードウェアウォレットの専用アプリを通じてクレカでUSDTを購入できたりします。

日本の暗号資産取引所で扱っていないコインでも、アプリで購入できたりすると結構便利です。

8.ステーキングができるか

ハードウェアウォレット内でステーキングができると便利だったりします。

ステーキングとは…
とっても簡単に説明すると、暗号資産を一定期間預け入れることで利子が貰えるようなものです。

取引所などに預け入れることなく、自分のウォレットからステーキングに回せるのはラクチンです。(ただし、引き出す際の手数料などは少し割高だったりします。)

ステーキングはウォレット内で行うよりも、ビットレンディングやbybit、nexoなどに預け入れた方が割は良いと思いますが、ウォレットのオプションとしてステーキングができないよりは出来た方がいいかな、という話です。

9.NFTを保管できるか

NFTを保管したい人は保管できるかどうかもポイントになります。

レジャーナノXとクールウォレットプロを徹底比較

レジャーナノXとクールウォレットプロの比較表

ここまではハードウェアウォレットを選ぶポイントを解説しました。
これらのポイントを踏まえて、レジャーナノXとクールウォレットプロを比較すると、次の表のとおりです。

レジャーナノX クールウォレットプロ
価格 ※1 ¥25,499 ¥25,800
対応している(保管できる)
暗号資産の種類
5,500以上 12,000以上
操作のしやすさ
スマホで操作できるか
(アンドロイド・iOS 対応)

(アンドロイド・iOS 対応)
パソコンで操作できるか ×
日本語サポート
耐久性
防水性 ×
暗号資産を購入できるか
暗号資産を交換できるか
ステーキングができるか
14種類

7種類
NFTを保管できるか
スマホアプリが
日本語対応しているか

※上の比較表は2024年6月時点の情報です。

ステーキングできる暗号資産の比較

レジャーナノXもクールウォレットプロもステーキングができます。
対応している暗号資産は以下のとおりです。

レジャーナノX クールウォレットプロ
イーサリアム (ETH)
コスモス (ATOM)
ソラナ(SOL)
テゾス(XTZ)
ポルカドット(DOT)
トロン(TRX)
カルダノ (ADA)
Persistence (XRPT) ×
Onomy (NOM) ×
Quicksilver (QCK) ×
Osmosis (OSMO) ×
Celo (CELO) ×
MultiversX (EGLD) ×
Persistence (XRPT) ×
Injective (INJ) ×

※上の比較表は2024年6月時点の情報です。

ステーキングできる暗号資産はレジャーナノXの方が豊富です。

ただし、よっぽどのステーキングマニアでない限り、ステーキング出来る通貨数も参考程度で良いと思います。
いずれのウォレットも主要なステーキング通貨をカバーしているからです。

本記事では、レジャーナノXよりもクールウォレットプロの方が保管できる暗号資産の数が多いですが、あまり気にしなくて良いと述べています。
レジャーナノXの対応通貨数が少ないと言っても5,500以上の暗号資産に対応しています。レジャーナノXも大抵の暗号資産はカバーしています。

それと同じで、ステーキングできる対応通貨が多くても、その暗号資産を保有していないと意味がないですね。
ですので、ステーキングできる暗号資産の数も、あくまで参考程度で良いと思います。

1分でわかる。レジャーナノXとクールウォレットプロの主な違い

上の比較表の要点をまとめたレジャーナノXとクールウォレットプロの主な違いは以下のとおりです。

  • 価格はほぼ同じ。価格差は300円。
  • 対応通貨数はクールウォレットプロの方が多い。
  • クールウォレットプロは操作がカンタン。直感的に使える。
  • クールウォレットプロのアプリはスマホのみ対応。パソコンでは使えない。
  • レジャーナノXは操作がちょっと複雑。
  • どちらの専用アプリもスマホで操作できるが、レジャーナノXはパソコンでも操作できる。
  • どちらの専用アプリもスマホのアンドロイド、iOS、いずれにも対応している。
  • どちらのアプリも日本語対応。
  • (アフターサポート)レジャーナノXは日本語で問い合わせできない。クールウォレットプロは日本語で問い合わせできる。
  • クールウォレットプロは防水性があるので水やコーヒーをこぼして濡れても大丈夫。
  • どちらも専用アプリを通して暗号資産の購入/交換、NFTの保管ができる。
  • どちらもステーキングができる。ただしクールウォレットプロは7種類のコインに対応しているのに対し、レジャーナノXは14種類のコインに対応している。

これらのレジャーナノXとクールウォレットプロの違いを踏まえて、クールウォレットプロをオススメできる人、またはレジャーナノXをオススメできる人は以下のようになります。

クールウォレットプロはこんな人にオススメ

初めてハードウェアウォレットを購入する人

【操作がシンプル】
クールウォレットは操作がとてもシンプルです。
初期設定も簡単ですし、暗号資産の受け渡し、受け取りも簡単な操作で済みます。
直感的に使えますので、機械やガジェットの操作が苦手な人におすすめできます。

【サポートが充実している】
また、サポートが充実している点も、初心者の方におすすめできるポイントです。
ウォレットの操作で困った時、特に初めてハードウェアウォレットを購入した初心者の方だと、誰かに聞かないと解決できないこともあります。
レジャーナノXでは困った時に日本語で問い合わせできませんが、クールウォレットは日本語で問合せができます。

実際、僕も一度ファームウェアのアップデートがうまくいかないことがあり、日本語で問い合わせました。1日後にすぐに返信がきて問題が解決して、ありがたく思った経験があります。

パソコンでの使用を想定していない人

クールウォレットはスマホのみで使用することが想定されています。
パソコンでは使えませんので、主にパソコンで使いたい人には不向きです。
スマホのみで使いたい人、ソファで寝っ転がって使いたい人にはオススメです(笑)。

レジャーナノXで対応していない通貨を保管したい人

レジャーナノXの対応通貨は5500に対して、クールウォレットプロは12000以上の暗号資産に対応しています。
レジャーナノXが保管したい暗号資産に対応していない場合、クールウォレットプロなら対応している可能性があります。
マニアックなコインの対応もクールウォレットプロの方が有利と言えます。

普段からハードウェアウォレットを持ち運ぶ可能性がある人

クールウォレットプロはクレカと同じサイズ、厚みなのでお財布に入れて携帯することができます。
また15度まで曲がっても壊れず、防水性もあるので、お財布を紛失しない限りは安全です。

レジャーナノXはこんな人にオススメ

パソコンでもスマホでも使いたい人

レジャーナノXは、専用アプリをパソコンとスマホの両方で操作できる点がメリットと言えます。
スマホだけでなくパソコンでも操作したい人にオススメです。USB-Cケーブルで繋げることができます。

既にハードウェアウォレットを保有していて、操作に自信のある人

ハードウェアウォレットを既に使っていて、操作に慣れている人でしたら、レジャーナノXも使いこなしやすいと思います。
実際に僕はレジャーナノXも使っていますが、操作がクールウォレットに比べるとちょっと複雑で面倒ではありますが、操作がわからない、ということはありません。

サポート無しでも使いこなせる自信のある人、または英語ができる人

レジャーナノXは日本語での問い合わせに対応していません。

以下はレジャーナノのサポートページのチャットで「日本語対応できるか」問合せした際のスクリーンショットです。

サポートページ(よくある質問など)は日本語になっていますが、チャットで日本語で質問できるか聞いたところ、英語でしか対応していない、ということです。

このスクショのとおり、日本語での問い合わせには対応しておらず、英語での対応のみとなっています。
日本語でやり取りしたい人にはサポートは不十分といえます。英語でやり取りできる自信がある人には問題ないと思います。

マニアックな暗号資産をステーキングをしたい人

レジャーナノXは、レジャーライブというレジャーナノXと接続して操作するアプリにて14種類の暗号資産のステーキングに対応しています。

Persistence (XRPT)、Onomy (NOM)などの暗号資産をステーキングしたい人はレジャーが良いでしょう。

どちらも使っている僕の率直な意見

クールウォレットプロとレジャーナノX

僕はクールウォレットプロとレジャーナノのいずれも持っています。

しかし、レジャーナノXはちょっと使いにくく、クールウォレットプロをメインにしています。
(レジャーナノXは、クールウォレットに比べると操作がちょっと複雑。保管するコインの追加一つにしても面倒。また僕のスマホが原因かもしれませんが、ブルートゥースがしばしば切れることがよくあり、結局パソコンにUSBで繋いで操作することが多いです。これが億劫に感じます。)

暗号資産の対応数もクールウォレットプロの方がレジャーナノXの2倍以上ありますが、レジャーナノXを購入検討している人も、そこはあまり気にしなくていいと思います。レジャーナノXも大抵の暗号資産に対応しています。なんせ5,500以上のコインに対応しています。

僕はハードウェアウォレットなどのガジェット系の操作やPCの扱いなどは自他ともに得意と認める方ですし、レジャーナノXの操作も特に難しいとは思いません。
操作性については、結局は慣れの問題なのでレジャーナノXが使いにくくて仕方ない、ということはありません。

ただ、クールウォレットプロの方が操作が簡単でストレスが少ないというのが正直なところです。
直感的に使えるのとスマホでさっと接続して使えるので、クールウォレットプロをメインのウォレットとして使っています。

ウォレットで保管できる暗号資産の種類が頻繁に増えているのもクールウォレットプロの利点と言えます。

クールウォレットプロ&ホット ドージコインに対応!
(ドージコインに対応したお知らせ)

まとめ

ステーキングができたり、NFTの保管ができるハイエンドなハードウェアウォレットで選択肢にあがるのは「レジャーナノX」か「クールウォレットプロ」です。

どちらもスマホで操作できますが、パソコンでも操作したい人は「レジャーナノX」が良いでしょう。
ただし慣れたらどうってことはないですが、クールウォレットプロよりは操作はちょっと複雑な感じです。

スマホのみで操作できたらOKで、かつ複雑な操作がイヤな人は「クールウォレットプロ」をオススメします(クールウォレットプロはパソコンで操作できません)。
PROという名称の割には直感的に使えて機械の操作が苦手な方にも◎。日本語での問い合わせもできるので初心者の方にもオススメです。

この記事がレジャーナノXとクールウォレットプロ、どちらを選ぼうか検討している人の参考になれば嬉しいです。

(注意)絶対にアマゾンや楽天で買わないでください

ハードウェアウォレットを購入する際はアマゾン等ではなく公式ショップでの購入を強くオススメします。
アマゾン等ではハッキングの小細工がなされたウォレットが流通している可能性があり、ハードウェアウォレットに保管した暗号資産が流出するリスクがあります。

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