
サラリーマンならやらなきゃ損!メリットたくさんの「ふるさと納税」とは?
サラリーマンなら、やっておけばお得なのが「ふるさと納税」。
このページではふるさと納税にこれからチャレンジしたい!
という超初心者の会社員の方向けに、できるだけわかりやすく簡潔に、ふるさと納税のやり方を説明しています。
「ふるさと納税って言葉は聞いたことがあるけど、中身は全然知らない!」
「何をどうすればトクになるのかチンプンカンプン」
という方も安心して下さい!
僕も初めての時はよくわかりませんでした。
だからこそ、わかりやすく説明したいと思います。
ぜひふるさと納税で返礼品をゲットして、控除・還付を受けましょう!
目次バーの「∨」マークをクリックすると目次が開きます
ふるさと納税とは?
ざっくり言えば、
ふるさと納税とは、対象の自治体に寄付をすることで、その寄付金額に応じて税金が還付・控除され、さらに自治体から寄付に対するお礼の品も頂ける、というものです。
なお、ふるさと”納税”という名前ですが、対象の自治体に納税するのではなく、寄付をすることになります。
ウィキペディアでは以下のように解説されています。
ふるさと納税とは、日本における寄付金税制の一つ。
納税という名称だが、制度上の実態は「寄付」であり、任意の自治体に寄付をして、その寄付金額を現に居住する地方自治体へ申告することにより、寄付分が控除できる本制度をもって、希望自治体に事実上の”納税”をするというものである。
「ふるさと寄附金」とも呼称される。引用元: ウィキペディア
それともう一つ知っておいて頂きたいのは、別に出身の市町村を選ばないといけないということはありません。
もしも飛騨牛の返礼品が欲しければ、それがある岐阜県の自治体を選べばいいんです。
松坂牛の返礼品が欲しければ、それがある三重県の自治体を選べばいいということです。
それでは、ふるさと納税の仕組みを詳しく説明していきますね。
ふるさと納税の仕組み
ふるさと納税は、ふるさと納税対象の自治体に寄付をして、確定申告または後で説明するワンストップ特例制度で手続きをすれば、寄付金額に応じて今年分の所得税の還付、来年分の住民税の控除を受けることができます。
さらに寄付先の自治体からグルメや家電製品などの返礼品を実質負担額2,000円※でもらうことができるというオトクな制度です。
※寄付金額の合計が控除上限額以内の場合です。寄付金額が控除上限額を越えたら、自己負担額が2,000円を超える可能性があります。
★ふるさと納税の利用の流れ
以下の流れでふるさと納税により税金の還付・控除を受けることができます。
-
1.ふるさと納税対象の自治体に寄付
-
2.返礼品を受け取る(寄付金受領証明証は大切に保管!)
-
3.確定申告(もしくはワンストップ特例※)
-
4.税金控除・還付(所得税の還付、住民税の控除)
※確定申告より簡単なワンストップ特例という制度もあります。この記事の下の方”ワンストップ特例で申請する場合”にて説明しています。
ふるさと納税で寄付をするのは、スマホやパソコンでネットショップ感覚で簡単にできます。
ふるさと納税サイトを記事中にまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてみて下さい。
→ふるさと納税は、専門サイトからカンタンにできます。
ふるさと納税をすると、どれくらいトクになる?
どれくらいトクするかは収入によって異なります
気になるのは、実際にどれくらいトクするか。ですよね。
ふるさと納税では、収入によって寄付できる上限額、つまり税金控除・還付される上限額が決まっています。
まずは自分がふるさと納税でいくらまで寄付をできるのかを確認しましょう。
ご自身の寄付金上限額を知るには「ふるなび」の便利なシミュレーターがオススメです。
簡易シミュレーションから詳細シミュレーションまで簡単にできるので、まずは自分の寄付できる上限額をシミュレーションしてみましょう。
→「ふるなび」のシミュレーターでいくらトクになるかシミュレーションする
ふるなびのこちらのページには、控除上限額の計算方法や注意点などもわかりやすく掲載されていますよ。
実質の負担額は2,000円
寄付金額のうち、2,000円は自己負担となります。
たとえば50,000円寄付したとすると、税金控除・還付されるのは48,000円ということになります。
ただし、自己負担が2,000円で済むのは、寄付金額の合計が控除上限額を越えない場合のみです。
控除上限額を越えた寄付をした場合は、自己負担額が2,000円よりも高くなる可能性がありますので注意しましょう。
クレジットカードで支払えばポイントも溜まる
この記事のもうちょっと下に、ふるさと納税サイトの比較一覧表を掲載していますが、いずれのサイトもクレジットカードが利用できます。
寄附金をクレジットカードで支払うことで、クレジットカードのポイントも付くので一石二鳥です(^^)
注意!本人名義のクレジットカードを使うこと!
クレジットカードで支払う時は、必ず税金控除を受ける自分名義のクレジットカードを使いましょう。
例えば、奥さんのクレカ(または旦那さんのクレカ)など、自分の名義ではないクレジットカードで支払った場合、思うように控除・還付が受けられない可能性があります。
返礼品にはどんなものがある?
ふるさと納税で寄付とともに貰える返礼品には、以下のようなものがあります。
食品
-海産物(タラバガニ、ズワイガニ、いくら醤油づけ、明太子など)
-高級牛肉(ステーキ用、しゃぶしゃぶ用など)、豚肉、鶏肉
-チョコレート詰め合わせ
-アルコール(ビール、日本酒など)
-米
-おせち
-フルーツ(メロン、りんご、マスカットなど)
家電
-アイロン
-掃除機
-炊飯器
-コーヒーメーカー
-美容家電(フェイススチーマーなど)
-オーブンレンジ
-ヘッドフォン
などなど、自治体によりさまざまな返礼品が用意されています。
上記以外にも、宿泊券などの旅行サービスなんかもあります。
ちなみに、こちらは僕が頂いた返礼品。
ステーキです。クリスマスに家族で頂きました。
なかなかのボリュームで、美味しかったです^^
2歳の娘もニコニコおいしそうに食べていました。
ふるさと納税は、専門サイトからカンタンにできます。
では次に、実際にふるさと納税を行う方法をご紹介します。
ふるさと納税はネットショッピング感覚でめちゃくちゃ簡単にできます。
以下に、ふるさと納税ができるサイトをまとめました。
返礼品数 | クレジット決済 | サイトの特徴 | |
---|---|---|---|
ふるさとチョイス | 202,000 | △※1 | 掲載料が圧倒的です。 ポイント制で後から好きなタイミングで返礼品を受け取ることができます。 |
楽天ふるさと納税 | 90,000 | ○ | 楽天スーパーポイントを寄付に使えます。寄付をすることでポイントも貯まります。 楽天ヘビーユーザーさんにオススメです。 |
さとふる | 77,000 | ○ | わかりやすいサイト構成で、楽天ポイントやauポイントを使わない、初めてふるさと納税をする方にお勧めのサイトです。 |
ふるなび | 53,000 | △※1 | アマゾンギフト券をもらえるサービスを実施中。 家電が比較的充実している印象です。 |
ふるぽ | 50,000 | ○ | 運営元はJTBですので、旅行券など旅行ジャンルの返礼品が充実しています。 寄付をすればポイントで付与されます。 ポイントは“ふるさとチョイス”で貯めることになります。 |
ANAのふるさと納税 | 30,000 | ○ | 寄付金額100円につき、1マイルが付与されます。 ANAマイラーさんにオススメ。 |
au Wowma! ふるさと納税 | 27,000 | ○ | au walletポイント、auポイントを利用できる。 |
※1…自治体によってはクレジットカードが不可のところがあります。
ふるさとチョイス
他のふるさと納税サイトでお気に入りの寄付先が見つからなければ、このサイトで探してみると良いです。
ふるさとチョイスは上の表に書いた通り、”ポイント制”を採用しています。
ふるさと納税すればポイントが貯まり、好きなタイミングで返礼品を申し込むことができます。
例えばふるさと納税した翌年のゴールデンウィークの時期にバーベキュー用に高級肉を申し込む、という感じで年間の好きなタイミングで返礼品を受け取ることができます。
年末に返礼品がいっきに届いたら困る!という場合に、このポイント制は便利です。
ただし、ポイントには有効期限(自治体によって異なります)があるので気を付けましょう。
またポイントは寄付先の自治体でのみ使えます。
なお、JTBが運営元の”ふるぽ”もポイント制ですが、ふるぽのポイントはふるさとチョイス内で貯めることになっています。
もしもふるぽにポイントが貯まっていたら、ふるさとチョイスのサイトでポイントを統合することもできます。
楽天ふるさと納税
ふるさと納税に楽天スーパーポイントを使うことができます。
そして通常の楽天でのネットショッピングと同様に楽天スーパーポイントが貯まります。
楽天スーパーポイントも使えるし、寄付したら貯まる。
楽天でよくネットショッピングするならお得ですね!
さとふる
シンプルでわかりやすいサイトなので、初めてふるさと納税をする方で、楽天ポイントやauポイントを使わない、貯まっていない、貯める気がないという人にはオススメできるサイトです。
ふるなび
他のふるさと納税サイトに比べると、比較的家電が充実しています。
ただし、返礼品として掲載されている家電は結構高いように思います。果たして家電が本当にお得なのかはちょっと疑問が残りますね(^^;
ふるぽ
旅行業界大手のJTBが運営しているサイトです。JTBが運営しているだけあってか旅行関連の返礼品(宿泊券や、乗船券、アクティビティ体験チケットなど)が充実しています。
ふるぽは、ポイント制です。
寄付をするとポイントが付与され、ポイントの有効期間内(通常1~2年)であれば、あとで返礼品と交換することができます。
もちろん、すぐにお礼の品が欲しい方は、寄附と同時に交換することもできます。
ふるぽのポイント制は前述のふるさとチョイスと同じ仕組みです。
また、ふるぽのポイントは、ふるさとチョイスで貯める仕組みとなっています。
ANAのふるさと納税
ANAが運営しているふるさと納税サイトです。
寄付金額100円につき1マイルが貯まります。
返礼品の数は他のサイトに比べると少なめですが、とりたえずマイルを貯めたいマイラーさんにはオススメです。
au Wowma! ふるさと納税
auのユーザーでau WALLET ポイントやauポイントが溜まっていれば、au Wowma! ふるさと納税がオススメです。
自己負担分の2,000円をポイントで支払うことができたら、自己負担0円になりますからね。
返礼品の掲載数は紹介したサイトの中で最下位ですが、ポイントで払えるなら使う価値ありのサイトです。
寄付先自治体の選び方の基準
上に紹介した、ふるさと納税サイトにてふるさと納税をする訳ですが、寄付先自治体の選び方は人によって様々です。
欲しい返礼品や寄付金額を見て選ぶこともできますし、応援したい自治体を選んで寄付することもできます。
以下に参考までに寄付先を選ぶ基準をご紹介しておきます。
1 自治体で選ぶ。
あなたの生まれ故郷など、応援したい自治体かどうかを基準にする選び方です。
ただし、応援したい自治体と寄付上限額が釣り合わないこともあります。
2 返礼品で選ぶ
応援したい自治体はあるけど、欲しくもない返礼品をもらうのはやっぱりイヤですよね。
なので、やはりどのような返礼品を貰えるかは大きな基準になります。
3 寄附金の使われ方で選ぶ
ふるさと納税の寄附金の使い道を選択することができたりします。(できないこともあります。)
「この市の子育て支援を応援したい。」みたいな気持ちが強くあれば、その自治体での寄附金の使い道で選ぶというのも一つの基準です。
ということで、寄付先自治体の選び方の基準例をご紹介しました。
ま、多くの人は自分の控除上限額と欲しい返礼品で決めているのではないでしょうか(笑)。僕もそうです…
寄付先の自治体は複数でもOK
寄付先の自治体は一つに絞る必要はありません。
例えば、あなたのふるさと納税による控除上限額が5万円だとしましょう。
すると、5万円の寄付×1でも良いですが、2万円の寄付×2、1万円の寄付×1といった寄付もできます。
これは、2万円で応援できる自治体or貰える返礼品を二つ選び、1万円で応援できる自治体or返礼品を一つ選ぶ、という感じです。
返礼品をたくさん貰いたい場合は、こういった寄付の仕方もできます。
ただし、ワンストップ特例で申請する場合は、寄付先の自治体は5つまでとなりますので気を付けましょう。
確定申告とワンストップ特例について
所得税・住民税から還付・控除を受けるためには、ふるさと納税の寄付金額を確定申告する必要があります。
なお、ふるさと納税以外で確定申告をする必要がない場合、条件を満たせばワンストップ特例という便利な制度で手続きすることもできます。
どのように税金が戻ってくるの?
ふるさと納税をすることで、寄付金額から自己負担の2000円が引かれた額が、所得税と住民税に別れて還付・控除されます。
具体的には、ふるさと納税をした当年の所得税から還付(税金が戻ってくる)され、ふるさと納税をした翌年の住民税から控除されます。
銀行口座に振り込みで戻ってくるのではないので注意しましょう。
以下のような流れです。
(例)
2019年内
ふるさと納税で寄付。
返礼品ゲット&寄付金受領証明書の受け取り
↓
2020年2月~3月
税務署で確定申告
↓
税務署が計算の上、2019年分の所得税から還付。
↓
税務署があなたの住んでいる地域の市役所(町役場)に確定申告の内容を通知。
↓
市役所(町役場)は、税務署から通知された確定申告の内容をもとに住民税を計算。2020年の住民税から控除。
なお、寄付金受領証明書は返礼品と一緒に届くこともあるかもしれませんが、別で郵便で送られてきます。
確定申告で申請する場合
確定申告で申請する場合の手続きは、『さとふる』の簡単!ふるさと納税の確定申告にとてもわかりやすく解説されていますので、こちらを参考にして頂ければと思います。
ワンストップ特例で申請する場合
ワンストップ特例で申請する場合は以下の条件を満たしている場合があります。
ふるさと納税以外に確定申告する必要がない
年間2,000万円以上の給与所得があったり、副業などで給与とは別で20万円以上の所得がある場合、また住宅ローン控除などを受ける場合は確定申告が必要なので、ワンストップ特例は使えません。
ふるさと納税の寄付先(自治体)が5件以下であること
ワンストップ特例で申請するには、1年間のふるさと納税の寄付先自治体が5件以下である必要があります。寄付先が6件以上になればワンストップ特例は使えません。
寄付回数に制限はありません。あくまで自治体数が5以下ということです。
ワンストップ特例の申請方法
ワンストップ特例での申請方法も『さとふる』の記事がわかりやすいです。
→ふるさと納税 ワンストップ特例制度について
寄附金受領証明証は必ず保管しましょう
ふるさと納税で寄付先の自治体から返礼品が届くタイミングで郵送で寄付金受領証明証が届きます。
確定申告(またはワンストップ特例での申請)に必ず必要なので、大切に保管しておきましょう!
ふるさと納税をやる前の注意点!
控除・還付されるだけの収入があること
この記事は会社員の方向けに書いていますが、仕事に就いていない専業主婦の方などは所得税も住民税も発生しないので、ふるさと納税をしても還付も控除もされません。
収入がない状況でふるさと納税しても、本当に寄付して返礼品を貰うだけで税金控除・還付は一切ありませんので気を付けましょう。
ふるさと納税をする前に、まずは上で紹介したシミュレーターでいくら還付・控除されるのかを確認しましょう。
返礼品は2000円以上の価値があるものを
ふるさと納税の実質負担額は2000円です。
返礼品は10000円や50000円などさまざまですが、返礼品を選ぶ際は2000円以上の価値があるものを選びましょう。
稀ですが、2000円もしなさそうな返礼品もありますので。
まとめ
ということで、会社員ならオススメのふるさと納税について説明しました。
ポイントを以下にまとめますね。
まずはどれくらい控除・還付されるかを把握する
年収によって控除・還付される上限が決まっていますので、どれくらい得になるのかを把握しましょう。
ふるさと納税は超簡単!ネットショッピング感覚でOK
ふるさと納税は今では専門サイトでネットショッピング感覚で簡単にできます。
昔に比べるとメチャ便利になったんですよ。
クレカで払えばポイントも溜まる
クレジットカードでの支払いならポイントも溜まりますし、楽天ふるさと納税なら楽天ポイントも溜まってトクです。
返礼品を選ぶ際は、2,000円以上の価値があるものを
全国の自治体を応援するという本来の目的があるものの、やっぱり返礼品は大事です。
2,000円が自己負担額なので、2,000円以上の価値があると思うものを選ぶようにしましょう。
返礼品を受け取る際の受領書は大切に保管
確定申告(またはワンストップ特例による申請)をする際に絶対に必要です。
なくさないように大切に保管しておきましょう。
自分は確定申告なのか、ワンストップ特例で済むのかを把握しておく
記事中に書いたように、条件を満たせば簡単に申請できるワンストップ特例という制度もあります。
ご自身はどちらで申請すればいいのか、確認しておきましょう。
そして、いずれにしても申告は忘れないようにして下さいね。
忘れてしまったら、当たり前ですがふるさと納税のメリットを享受できません。
ちなみに、確定申告は3/15までです。
ということで、ふるさと納税をしたことがない方はぜひやってみてはいかがでしょうか!