ATOM(コスモス)は将来性があり、2022年1月10日時点でも値上がりし続けているコインです。
このATOMはステーキングをすることによりインカムゲインを得ることができます。
インカムゲイン、つまり家賃収入みたいに継続的に入る収入ですね。
ステーキングによるインカムゲインは”利子”に近いですね。
銀行に預金しておけば利息がつくのと同じイメージです。
ATOMをステーキングができるウォレットや取引所は複数あります。
基本的には「卵は一つのかごに盛るな」ということで、ステーキングをするウォレットや取引所も分散するのがオススメです。
そんな分散先の一つとしてオススメなのが、世界最大級の取引所「バイナンス」が提供しているモバイルウォレット「トラストウォレット」です。
トラストウォレットを使用することで、とても簡単にATOMを預け入れてステーキングで増やすことができます。
バイナンスの取引所口座開設も不要です。
この記事では、トラストウォレットのインストール方法から実際にステーキングを開始するところまで解説します。
トラストウォレットをスマホにインストールする
トラストウォレットとは
バイナンスが提供するスマホアプリで利用するモバイルウォレットです。
世界中で1000万人以上の人が利用しています。モバイルウォレットのなかではメジャーなウォレットです。
トラストウォレットでは、暗号資産の管理・売買、またNFTの保管・管理もできます。
いわゆるホットウォレットなのでハッキングのリスクはぬぐえず長期的な保管には向きませんが、短期・中期的に暗号資産を保管したり運用する分にはオススメのウォレットです。
バイナンスの口座を開設していなくても利用できますので、インストールすれば即使えます。
※なお、長期的に暗号資産を保管をするならコールドウォレットが良いです。
オススメはクールウォレットProです。
まずはgoogle playやApp Storeにてトラストウォレットをダウンロードしましょう。
(アンドロイド版)トラストウォレットをダウンロードする
(iOS版)トラストウォレットをダウンロードする
インストールができたら、以下の手順でトラストウォレットを設定します。
トラストウォレットの設定方法
「続ける」をタップしたら12個の英単語が表示されます。これはリカバリーフレーズ(ニーモニックやパスフレーズとも呼ばれます)というものです。
リカバリーフレーズはとても大事なものです。ウォレットをインストールしているスマホを紛失したり破損した際にウォレットの中に入れていた暗号資産にアクセスするため(ウォレットに預け入れていた暗号資産に再アクセスするため)に必要なものです。
銀行口座で言えばキャッシュカードと暗証番号みたいなものです。
紙に細心の注意を払ってメモして、大切に保管しておきましょう^^
トラストウォレットでコスモスをステーキングする
コスモスをトラストウォレットで使えるようににする
ビットコインとイーサ、あとバイナンスコインしか表示されていませんね。
そこで次にアトムを扱えるように設定します。
移動元のウォレットや取引所からATOMを送金する
続いて、トラストウォレットにアトムを入金する方法です。
画像例ではコスモステーションというモバイルウォレットで管理していたATOMをトラストウォレットに移動させています。
トラストウォレットにアトムが着金したら、このような画面になります。
例の画像では、40.611435アトムがトラストウォレットに無事着金したという状態です。
ATOMをステーキングする
トラストウォレットにアトムを入金できたら、いよいよステーキングしてみましょう^^
ここでステーキングという単語が出てきましたが、ステーキングするなら知っておきたい専門用語を簡単に解説しておきます。
ステーキング・バリデート・デリゲートとは?
一般的にステーキングというのはバリデーター(次に説明します)に「個人投資家が暗号資産を預けて利子を得る」というふうに解釈されていますが、ステーキングは暗号資産のコンセンサスアルゴリズムの一つです。PoW(プルーフオブワーク)の”マイニング”と同じようなもの、と言えばピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
暗号資産の取引には第三者の承認作業が必要となります。
その承認作業のメカニズムをコンセンサスアルゴリズムと言います。
ちなみにビットコインのコンセンサスアルゴリズムはPoWです。
コスモスの場合はPoSの中でもDPoS(デリゲートプルーフオブワーク)というコンセンサスアルゴリズムです。
各コンセンサスアルゴリズムは、コインチェックに解説がまとめられていましたので、以下に紹介しておきます。
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」は、世界初の暗号資産であり、最も主要な暗号資産であるビットコインに使われているコンセンサスアルゴリズムです。そのため、ほかの多くのアルトコインでも用いられており、ベーシックなアルゴリズムといえます。ブロックを生成するには、たった1つの「ナンス値」を探して、膨大な試行錯誤を繰り返さなくてはなりません。それは高い計算能力を使った、世界中のマイナー(採掘者)たちの競争です。
この競争で最も早くゴールした人、つまり最も早く正解であるナンス値を見つけた人がブロック生成の権利を得るのがPoWです。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)
「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」は、誰がブロックを生成するかはランダムに決定されますが、通貨の保有量が多いほどブロックを生成できる確率が高まるコンセンサスアルゴリズムです。2020年1月現在、PoWを採用しているイーサリアム(ETH)が、将来的にPoSに移行する予定であると発表しています。PoSはPoWとは異なり、計算能力を使った競争が発生しません。そのため、ブロック生成作業のハードルが低く、必要な機材をそろえれば個人レベルでも実践することができます。
同時に膨大な電力も不要ですから環境に優しく、承認スピードも速いという特徴があります。反面、保有量を確保するため、通貨の流動性が落ちやすいという指摘もあります。
DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)
「DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)」はPoSの進化型といえるタイプで、LSK(リスク)に採用されていることでも知られています。近年では、このタイプのアルゴリズムを採用する暗号資産が増加傾向であるともいわれます。PoSのように単純に通貨保有量の多い人が優先されるのではなく、通貨保有量によって重みづけをした投票を行い、そこでブロック生成者を決定します。
バリデート
PoSやDPoSにおけるブロックチェーン上の暗号資産取引の承認作業を行うことを指します。
PoWではマイニング作業を行い、作業をする人をマイナーと呼びます。
PoSではPoWのマイニングに当たるのがバリデート、マイナーに当たるのがバリデーターです。
なお、高度な専門技術や資金が要求されるので専門知識のある企業や団体がほとんど。なかなか個人でやるのは難しいです。
デリゲート
デリゲートとは、バリデーター(バリデートする団体や業者)にコスモスを預ける(委任する)ことを指します。
預けることで、バリデーターから報酬をもらえます。
バリデートは難しくても、バリデーターにコスモスを預けることで利息のような報酬を得られます。
僕ら個人投資家はこちらのデリゲートする側ですね。
個人の投資家が”コスモスのステーキングで稼ぐ”というのは、正確にはデリゲートすることを指します。
それでは、いよいよトラストウォレットでステーキングをやってみましょう。
どのバリデーターに預け入れるか(デリゲートするか)を選択します。
※バリデーターのアトム保有ランキングが100位を切ると報酬が受け取れません。
本記事の下の方でステーキングする前に知っておきたいリスク・気をつけるべきことを書いてますので、そちらも参考にしてくださいね。
入力したら、右上の「続ける」をタップします。
これでデリゲート完了です!
実際にステーキングして10日後、これだけ増えました
これを引き出して、またステーキングに追加すれば複利的に増やしていくことができます^^
ワクワクします(笑)。
ステーキングする前に知っておきたいリスク・気をつけるべきこと
預け入れた(デリゲートした)コインが年利が10%以上で増えるという、とてもおいしいステーキングですが、気をつけておくべきこともあります。
ステーキングを開始する前にぜひ把握していただければと思います。
〈1〉バリデーターのアトム保有ランキングが100位を切ると報酬が受け取れない
コスモスのDPoSの仕組みとして、参加できるバリデーターはアトムの保有ランキングが多い上位100台に限られています。
もしデリゲート先(アトムを委任・預け入れる先)のバリデーターが101位以下になればバリデータはバリデートに参加ができなくなります。つまり僕ら投資家がデリゲートしたことによる報酬も受け取れなくなります。
対策としてはステークフィッシュなどのバリデーター一覧と保有アトム数などを確認できるサイトを事前に確認して、それなりにアトムを保有しているバリデーターを選ぶようにしましょう。
少なくとも投票権が1%を切るバリデーターは選ばない方がいいでしょうね。
〈2〉ウォレットや取引所に不具合やハッキング等が発生するリスクも考慮すべき
これはステーキングに限った話ではなく、暗号資産投資をするなら当たり前の話ですが、ウォレットや取引所に不具合が生じたり、ハッキングに遭うということも想定しておく必要があります。
最悪の場合、資産が戻らなくなることもあり得なくもないでしょう。何が起きるかわからないですからね。
そういう点でも一つのウォレットで全てのアトムを預け入れてステーキングするのではなく、複数のウォレットや取引所でステーキングをすることがオススメです。
投資の原則は「損をしないこと」⇒卵は一つのカゴに盛らないこと、です^^
〈3〉コインの価値が下がる
これもステーキングに限った話ではありませんが、アトムをステーキングで増やしてもアトムの価値が急落するようなことも考えられます。
そこもあらかじめ理解したうえでステーキングを楽しんでいただければと思います。
〈4〉ステーキングの解除(アトムの引き出し)はすぐにできない
アトムのステーキングの仕組みとして、デリゲートしてから(バリデーターにアトムを預けてから)、一定期間は引き出せません。
バリデーターによりますが、大体21日間はロック期間があります。
例えば、アトムが暴騰して今すぐ引き出して売りたいといった場合でも、ロック期間内だと引き出すことができない、ということです。
(ちなみに、個人的には、アトムは将来性があるのでまだまだガチホしておいてよいかと思います。数年単位の長期スパンで保有してステーキング報酬を受け取りつつ保有数を増やす方が良いと思います。⇒個人的意見なので、投資の方針・判断はご自身でお願いしますね。)
トラストウォレットでアトムをステーキングする方法 まとめ
トラストウォレットでアトムをステーキングして報酬を受け取る方法をお伝えしました。
最後の方にリスクや気をつけるべきこともお伝えしましたが、年利約10%で暗号資産が増えるステーキングはやる価値大だと思います。
リスクヘッジは行いつつ、トラストウォレットでステーキングを開始してみてはいかがでしょうか。
この記事がトラストウォレットでステーキングをしたい人の参考になれば幸いです^^
クールウォレットProは耐久性に優れており、さらに仮想通貨同士の交換やステーキング通貨の保管、そしてウォレット内でステーキングしてコインが増やせるなど、超スグレモノです!